フランスのケーキサバラン

私がまだ学生の頃に、ある友人が親戚の人からもらったからと、ケーキをみんなに振舞ってくれました。なにかと思ってみてみると、金色のアルミホイルに包まれたそれは間違いなくケーキで高級感があり、なにか洋酒のような香りを漂わせていました。
中身を空けてみると、さらにその洋酒の香りがして黄金色の美味しそうなケーキでした。ケーキの下に少し液体が染み出しているのが分かりました。
友人が言いました。これはね、フランスの「サバラン」って言うケーキだよ。
スポンジに洋酒がたっぷり染み込ませてあります。だから、下に少し液体が見えるでしょ?食べるとき、気を付けて食べてね。あ、あと、酔わないようにね、とのことでした。
食べてみると、友人が言ったとおり、すぐに洋酒がジュワッとケーキから染み出してきました。洋酒が染み込ませてあるせいか、スポンジの甘みは感じられましたが、スポンジケーキ独特の、あのフワッとした感じはなくなっていました。染み込ませてある洋酒が大人のケーキであることを象徴しているようでした。その高級感はシンプルなケーキでしたが、充分に出ていました。金色のアルミホイルに丁寧に包まれるだけのことはあるなと感じました。
調べてみると、たしかに友人が言ったとおり、このサバランはフランスの焼き菓子でした。フランスの菓子パンである、ブリオッシュに紅茶のシロップを染み込ませ、さらに、ラム酒やキルシュなどの洋酒を染み込ませて作るそうです。言われてみれば、食べたとき、たしかに紅茶の香りもしていました。私の食べたものはシンプルなものでしたが、生クリームや果物で飾りつけもするそうです。円形の形をしたサバランもあるそうで、同じように作ったあと、円形のものはジャムやスライスアーモンド、果物、ハーブの砂糖漬けを乗せて飾り付けをするのだそうです。
このケーキ1個で、700円から800円ほどするそうです。この値段が妥当なのかは分かりませんが、これは高級な部類に入るケーキだなと思いました。普通のイチゴショートとは違うのですね。外見も高級なら、その中身も高級な味がしました。私もまた、家族や友人のお祝いのときに買ってあげたいなと思いました。
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